ヌーの川渡りを見るなら
ねらいは7~8月、もしくは10~11月
3月上旬の乾期にマサイマラを訪れたことがあります。
このときは、地平線を埋めつくすどころか、まったくヌーを見かけませんでした。
そこまで極端なこともめずらしいのかもしれませんが、ヌーの大移動というのは、それぐらいメリハリのある営みだとも言えます。
ヌーの川渡りは、それ自体の迫力もさることながら、ワニのハンティングとセットになることも多く、人気がある場面のひとつです。一度は見てみたいという人も多いのではないでしょうか。
一般には、7月頃にセレンゲティからマサイマラへ、10月すぎに今度はマサイマラからセレンゲティへ移動するとされています。これも温暖化の影響や草の生育状況に左右されて、最近は渡河のタイミングが読みにくくなっているようです。

時期をあわせても、必ず見られるわけではありません。
川岸に大群が押し寄せて、今にも渡り始めそうなふんいきなのに、そこからがじれったい。川の中にはワニ、対岸にはライオン、ハイエナ、ハゲワシが待ちかまえている状況ですから、ヌーもなかなかふんぎりがつかないのです。場合によっては2、3日待たなければならないこともありますので、川渡りを見るならよゆうをもって滞在することをおすすめします。
いったん渡り始めると(たいてい、勇気あるシマウマが先陣を切り、それにつられてヌーが続きます)、あとは一気です。
