ひっそり旅もん~ケニア・サファリで野生動物を見る

マサイ村へ行くなら

遊牧と定住


 ケニアだけでも40を越える部族がいます。アフリカ全体でみれば相当数の部族がいることになります。にもかかわらず、まるでアフリカの象徴みたいにとらえられているマサイ族。
 今なおライオンを狩り、国境にしばられない遊牧生活を続け、外部との接触を嫌う気むずかしい部族――そんなミステリアスなイメージが、彼らを観光名所に押し上げてしまったのは皮肉なことです。

 とはいえ、せっかくケニアまで行くのですから、やっぱりマサイ族に会ってみたいものですね。

 ムパタ・サファリクラブのオプションでもマサイ村へ行けますが、そこは定住化したマサイ族です。トタン屋根の家に住み、自転車にも乗ります。もちろんそれだってマサイ族には違いありませんが、イメージに近い村へ行くならアンボセリがいいでしょう。アカシアのバリケードや牛フンでできた家、火熾しを見ることができます。

 余談ながら、火熾しは演出ではなく、今でも本当にそうやって火種を得ているのだそうです。
 彼らがライターやマッチの存在を知らないわけではありません。そこには合理的な理由があります。
 男たちは家畜を連れて放牧に出ます。ライターやマッチを置いておくと、留守中に子どもが火遊びをして火事になるおそれがあります。乾燥したアカシアのバリケードが燃えだしたら大変です。その点、火熾しは大人の男でないと無理ですから、安心というわけです。 



マサイ村
マサイ村